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特集 循環器の大規模臨床研究—臨床治験を見直す
新しい医療機器の臨床治験の問題点—New deviceを中心に
Importance and Problems in Clinical Studies of New Medical Instruments:focussing on new devices
西村 重敬
1
,
山口 洋
2
Shigeyuki Nishimura
1
,
Hiroshi Yamaguchi
2
1横浜労災病院循環器科
2順天堂大学医学部循環器内科
1Department of Cardiology, Yokohama Rosai Hospital
2Department of Internal Medicine, Juntendo University School of Medicine
pp.1081-1085
発行日 1997年11月15日
Published Date 1997/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901586
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はじめに
循環器領域において,心臓カテーテル検査と冠動脈造影検査の重要性が認識され,心臓カテーテル検査室で診断にあたるinvasive cardiologistが生まれた.医療技術の進歩に伴い,心臓カテーテル法を用いた冠動脈疾患の治療が可能になり,interventional cardiologyの領域が,循環器疾患の治療の重要な部分を占めるようになった.
Interventional cardiologyで行われる施術は,経皮的冠動脈形成術,経皮的弁形成術などで,技術革新とnew deviceの臨床応用などその進歩はめざましく,対象となる疾患も広がってきた.新しい観血的診断法として,血管内超音波法,ガイドワイヤー先ドプラ流速計,血管内視鏡の使用が可能である.
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