連載 Dr.長坂の身体所見でアプローチする呼吸器診療・1【新連載】
呼吸器疾患の診断—初めはバイタルサインから
長坂 行雄
1
1洛和会音羽病院 洛和会京都呼吸器センター
pp.372-376
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205939
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問診とバイタルサイン,身体所見:なぜ重要か
マイクなしで階段教室に響き渡る打診音を,臨床講義で聴いて驚愕したのが身体所見の最初の記憶である.卒業した1972年にはなかったCTもエコーも数年後には使えるようになり,生化学など臨床検査も急速に発展し,私たちは医学検査の進歩とともにあった.そのようななかで多くの先生方のご指導を得て,身体所見を学ぶことができた.諸先輩(所属はご指導いただいた当時)の教えに感謝しつつ,問診とバイタルサイン,身体所見の重要性を考えてみる.
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