Japanese
English
装置と方法
コンピュータ制御による麻酔器—システムとして考える
A computer controlled general anesthesia equipment:Systematic development
住友 雅人
1
,
高杉 嘉弘
1
,
高橋 誠治
1
,
古屋 英毅
1
Masahito Sumitomo
1
,
Yoshihiro Takasugi
1
,
Seiji Takahashi
1
,
Hideki Furuya
1
1日本歯科大学歯学部麻酔学教室
1Department of Anesthesiology, School of Dentistry at Tokyo, The Nippon Dental University
pp.867-872
発行日 1987年8月15日
Published Date 1987/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205106
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麻酔の現在および近未来像
最近多くのモニター類などのエレクトロニクス機器が手術室に持ち込まれ,それに反応して近代麻酔の創世期から活躍されている先生方から苦言が呈せられている。「臨床麻酔」昭和61年3月号の巻頭言にも埼玉医科大学の川添先生が「手作りの麻酔」というテーマで五感を駆使した麻酔の重要性を述べておられる1)。
先輩方がいわれるように人間の五感を駆使した麻酔を行うことは大切であり,決して否定すべきものではない。しかしテレビ,コンピュータ時代に育ち,マニュアルで教育を受けた世代の人々が中心となっている時代,そして次代では否応なしに,とくにコンピュータを使用した電気機器に依存する割合が高くなることは間違いない。そこで今後われわれが追及していかなければならないことは,五感を研ぎすますこととともに,それらの機器の精度を上げること,そして安全性,安定性を高めていくことである。
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