Japanese
English
Bedside Teaching
非解剖学的バイパス
Extra-anatomic bypass
江里 健輔
1
Kensuke Esato
1
1山口大学第一外科
11st Department of Surgery, Yamaguchi University School of Medicine
pp.861-866
発行日 1987年8月15日
Published Date 1987/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205105
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血行再建の対象となる患者の多くは高齢者で,全身状態の不良なものが多い。したがって,少ない手術侵襲で,最大の効果が得られる術式を選択することが望ましい。非解剖学的バイパス(Extraanatomic bypass,以下EABと記す)は対象患者の状態を考慮して考案された術式である。
EABとは解剖学的経路をとらずに,非解剖学的経路でバイパスし血流を改善しようとする術式である。従来より,EABは全身状態不良な患者に対し多く施行されてきたが,最近では手術適応拡大の一手段としてEABが積極的に応用されるようになった。
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