Japanese
English
装置と方法
Color空間mapping心電図による心筋梗塞症の診断
(Quantitative) diagnosis of myocardial infarction using colored areal mapping electro-cardiography
不藤 哲郎
1
,
野原 隆司
1
,
神原 啓文
1
,
橋本 哲男
1
,
楠 敬二郎
1
,
河合 忠一
1
,
徳永 慎吾
2
,
田巻 俊一
2
Tetsuro Fudo
1
,
Rhuji Nohara
1
,
Hirofumi Kambara
1
,
Tetsuo Hashimoto
1
,
Keijiro Kusunoki
1
,
Chuichi Kawai
1
,
Shingo Tokunaga
2
,
Shunichi Tamaki
2
1京都大学医学部第三内科
2武田病院循環器内科
1Third Division of Internal Medicine, Kyoto University Hospital
2Division of Cardiology, Takeda Hospital
pp.753-757
発行日 1987年7月15日
Published Date 1987/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205089
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心筋梗塞症の診断において心電図は必要欠くべからざるものである。一般的な12誘導心電図に加え,ベクトル心電図は三次元的な情報を提供する。ところで近年,体表面心電図の進歩により心筋梗塞症,不整脈,その他の心疾患に関して,より詳細な検討が可能となってきた。ことに心筋梗塞症に関しては,小さな梗塞の診断,定量的評価に有用とされている。しかしながら記録が煩雑な点,機器の高価な点があり,一般的な普及はみられていない。今回われわれは,ベクトル心電図を記録し,コンピューター処理を加え,カラー象限表示した。さらに体表面に投影して空間マッピング心電図を作成し実用化したので,その方法,および臨床応用につき報告する。
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