Japanese
English
装置と方法
核聴診器(Nuclear stethoscope)による拡張期心機能の評価
Evaluation of cardiac diastolic performance by nuclear stethoscope
木村 元政
1
,
西村 恒彦
1
,
植原 敏勇
1
,
林田 孝平
1
,
小塚 隆弘
1
Motomasa Kimura
1
,
Tsunehiko Nishimura
1
,
Toshiisa Uehara
1
,
Kohei Hayashida
1
,
Takahiro Kozuka
1
1国立循環器病センター放診部
1Dept. of Diagnostic Radiology, National Cardiovascular Center
pp.57-60
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204581
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99mTc-in vivo赤血球標識法を用いた心プールイメージングから,心機能の指標として,収縮期特性に加え,拡張期特性に対するアプローチが行なわれている1〜4)。虚血心,肥大心において心筋の硬さが増加し,壁の伸展性の低下に伴ない拡張期障害が生じることが報告されており5,6),このようなアプローチは重要である。
心プールイメージングによる拡張期特性に関するパラメータの算出は,主にシンチカメラとRIデータ処理装置を用いて,心拍同期心プールスキャンにより行なわれている。しかし,拡張期指標の算出に際し,数百心拍の加算を必要とする本法は必ずしも精度が高いものではなく,II音同期や収縮末期を始点とした逆方向性の心拍同期心プールスキャンも考案されている7,8)。
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