Japanese
English
装置と方法
心拍同期心プールシンチグラフィにおける左心室辺縁自動抽出による左室駆出分画の算出
A fully automated determination of left ventricular ejection fraction using gated blood pool scan
西村 恒彦
1
,
林田 孝平
1
,
植原 敏勇
1
,
林 真
1
,
長谷川 兵治
2
,
池谷 憲生
3
,
二沢 佳史
3
Tsunehiko Nishimura
1
,
Kohei Hayashida
1
,
Toshiisa Uehara
1
,
Makoto Hayashi
1
,
Heiji Hasegawa
2
,
Kazuo Ikegaya
3
,
Yoshifumi Nisawa
3
1国立循環器病センター放診部
2東芝
3東芝メディカル
1Dept. of Radiology, National Cardiovascular Center
2Toshiba Co. Ltd.
3Toshiba Medical System
pp.509-513
発行日 1986年5月15日
Published Date 1986/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204866
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心拍同期心プールシンチグラフィは,非観血的に心機能の算出,局所壁運動の観察が行えることから汎用されている1,2)。とりわけ,薬剤,運動負荷や手術前後の心機能の比較には,本法から求められる左室駆出分画(LVEF)を始めとする諸パラメータの処理精度や再現性が高いことが望まれる。しかし,従来これらの諸パラメータの算出は,共通して,左心室やバックグラウンドの関心領域の設定に,マニュアルによる操作を伴うため,処理精度と再現性に幾分問題があった3,4)。
そこで,左心室の関心領域の設定を自動化,すなわち,左心室輪郭抽出を行う独自の方法を開発したので報告する。また,本法を多数の臨床例に応用,自動認識法の有用性と限界について検討した。
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