Japanese
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特集 画像診断—最近の進歩
RI法による心局所運動の解析
Regional wall motion analysis of the heart with nuclear ventriculography
村田 啓
1
,
間島 寧興
1
Hajime Murata
1
,
Yasuoki Mashima
1
1虎の門病院放射線科
1Division of Nuclear Medicine, Toranomon Hospital
pp.227-234
発行日 1984年3月15日
Published Date 1984/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204401
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心臓核医学が,現在のように,心疾患の診断法として臨床の場に受け入れられ普及したのは,いわゆるゲート法の開発1,2)によって心室の壁運動を精度よく解析できるようになったことに端を発する。ゲート法は,少量のラジオアイソトープ(RI)を静注するだけで,左室造影シネアンジオグラフィーに類似したデータを得ることができる方法である。本法は何度でもくり返して検査することが容易であり,運動負荷や薬剤に対する心臓の反応をみる上でも便利である。
本稿では,局所心室壁運動の解析法として心プールゲート法を中心に述べ,最後に新しい解析法の試みについても簡単にふれる。
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