Japanese
English
装置と方法
半導体記憶素子を利用した多目的無拘束記録装置
A new device for the ambulatory monitoring of the biological information using memory I.C.
柴田 政広
1,2
,
島津 秀昭
1,2
,
山越 憲一
1
,
神谷 暸
1
,
戸川 達男
3
Masahiro Shibata
1,2
,
Hideaki Shimizu
1,2
,
Ken-ichi Yamakoshi
1
,
Akira Kamiya
1
,
Tatsuo Togawa
3
1北海道大学応用電気研究所
2(現)杏林大学医学部第2生理学教室
3東京医科歯科大学医用器材研究所
1The Research Institute of Applied Electricity, Hokkaido Universty
3Institute for Medical and Dental Engineering, Tokyo Medical and Dental University
pp.615-619
発行日 1983年6月15日
Published Date 1983/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204240
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被検者の行動や環境を乱すことなく,その生理的状態を記録し,それらの関連性を調べることは身体機能を生理学的に解明する上で,きわめて重要である。しかし,従来,普通の生体計測法の多くは被検者を実験室内に拘束させる必要があり,限られた一定環境下での計測が主であった1,2)。このため特に運動時の身体機能を調べる場合など,家験室内では実際の運動状態に即して計測を行うことは不可能に近かった。
このような状況から生体情報の無拘束長時間計測は運動生理学をはじめとして種々の分野で注目され,それに応じた計測法の研究もかなり以前から行われている3〜7)。一般に無拘束計測法の場合,どのような方法で情報を検出するかと言う問題と検出した情報をいかに記録するかと言う二つの大きな問題がある。前者の重要性は周知のことであるが,無拘束計測の場合,特に後者も大きな役割を占める。
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