Japanese
English
装置と方法
イメージセンサによる微小血管径測定法
A camera-type diameter gauge applicable to small blood and lymph vessels
坂口 正雄
1
,
大橋 俊夫
2
,
東 健彦
2
Masao Sakaguchi
1
,
Toshio Ohhashi
2
,
Takehiko Azuma
2
1長野工業専門学校電気工学科
2信州大学医学部第1生理
1Department of Electrical Engineering, Nagano Technical College
2Department of Physiology, Research Laboratory for Cardiovascular Diseases, Shinshu University School of Medicine
pp.1043-1047
発行日 1981年10月15日
Published Date 1981/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203855
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従来より,血管径を連続的に測定する試みはしばしば行われてきた。特に微小血管径の測定には複雑な光学系と信号処理回路を組み合せた測定系が用いられている1〜7)。最近われわれは光電変換器として注目されているイメージセンサを利用して、外径1〜14mmの血管に適用できる簡単な血管径測定装置を開発した8,9)。この装置は,光学的拡大法を用いず,非接触状態で血管径を測定できる。
今回,われわれは市販のカメラおよび実体顕微鏡を利用して,30μm〜1,000μmの微小血管ならびにリンパ管の外径を測定できるカメラ型微小血管径測定装置を製作した。本稿は装置の概要と動作特性ならびにイヌ腸間膜に適用して得た2〜3の実験成績を示す。
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