Japanese
English
研究
循環器疾患における血中ミオグロビンの測定—ラジオインムノアッセイ法による成績
Serum myoglobin level in patients with cardiovascular diseases
後藤 雅博
1
,
寺田 美緒
2
,
竹本 律子
2
,
松岡 順之介
2
,
延吉 正清
1
Masahiro Goto
1
,
Mio Terada
2
,
Ritsuko Takemoto
2
,
Junnosuke Matsuoka
2
,
Masakiyo Nobuyoshi
1
1小倉記念病院循環器内科
2小倉記念病院放射線科
1Dept. of Cardiology, Kokura Memorial Hospital
2Dept. of Radiology, Kokura Memorial Hospital
pp.79-81
発行日 1980年1月15日
Published Date 1980/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203507
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Myoglobin (Mb)は主として酸素の運搬,貯蔵系としての機能を有するヘム蛋白であり,人体では骨格筋,心筋などいわゆる横紋筋に含まれ,それらの筋肉の傷害時に血中に流出する。Mbの実験的研究は以前より多くなされてきたが,測定に関しては検出感度が低く,臨床応用には至らなかった。しかし,最近になって,Mbの微量定量がRadioimmunoassay法により可能になり,Mbの血中動態に関する研究が散見されるようになって来た1〜5)。
今回,第一ラジオアイソトープ社よりMbキットの提供をうけ,急性心筋梗塞等の循環器疾患におけるMbの血中濃度に関する基礎的検討,臨床的検討を行ったので報告する。
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