特集 肺高血圧症
肺高血圧
S. Daum
1
,
笹本 浩
1ミュンヘン技術大学
pp.45-50
発行日 1979年1月15日
Published Date 1979/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203302
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肺高血圧の潜在性と顕性とは安静時と運動時におけるPAP(肺動脈圧)の異った反応によって容易に判別できる。すなわち表1のように潜在性の肺高血圧(PH)では安静時のPAPは20以下であるが運動負荷時(100W)には28以上となる。顕在性PHではPAPは安静時でも20以上,負荷時では当然28以上となる。
表2にわれわれの研究室で得られたデータのサマリーを示す。負荷によってPaO2の低下するもの,不変のもの,PAPの上昇するものと不変のものなど興味深い。
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