Japanese
English
装置と方法
Computerによる臨床例左室機能の解析
Analysis of left ventricular function with the aid of computer
友田 春夫
1
,
岡部 真也
1
,
笹本 浩
1
,
松山 正也
2
,
正津 晃
3
Haruo Tomoda
1
,
Shinya Okabe
1
,
Hiroshi Sasamoto
1
,
Seiya Matsuyama
2
,
Akira Shotsu
3
1東海大学医学部内科
2東海大学医学部放射線科
3東海大学医学部胸部外科
1Dept. cf Int. Med. Tokai Univ.
2Dept. of Radiology, Tokai Univ.
3Dept. of Thoracic Surgery, Tokai Univ.
pp.965-969
発行日 1976年11月15日
Published Date 1976/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202975
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最近臨床例における左室機能評価の方法として,超音波法などの非侵襲的な方法の有用性が強調されているが,一方では心臓カテーテル法,心血管造影法を主とする観血的な方法を施行し,最終的な臨床評価,治療方針の決定を行なわねばならない場合も以前に増して多くなっている。そこで観血的な診断法の今後の進歩の方向としては,手技や装置の改良と同時に,得られた成績をできる限り詳細に解析する努力をなすべきであると考える。研究レベルでは臨床例についても,内圧記録,造影所見などに基き左室収縮,拡張機能につき,かなり立ち入った計測が行なわれるが,実際の日常臨床の場では各症例につき詳細な心力学的計測を行なうことは事実上不可能であろう。
すなわち,たとえ既にある程度評価の定まった指標でも,シネフィルム各駒につき何種類かの計測を試みるとなると,1例の解析にも膨大な時間を要することになる。
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