呼と循ゼミナール
急性心筋硬塞(X)—心室拡張期complianceについて
兼本 成斌
1
1東海大学医学部内科
pp.148
発行日 1976年2月15日
Published Date 1976/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202869
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心臓は筋肉よりなるポンプであるからその行動は心筋機能とポンプ機能に分けて評価することが一般に行われている。そしてまた心臓は収縮期,拡張期の2相を有しているから両相の機能を知ることが必要である。
従来収縮機能に関心がもたれ,ポンプ機能,心筋機能共に各種の解析方法およびパラメーターが提出されてきた。しかし拡張期の機能,すなわち心筋の伸展性も「心筋線維の初期長が収縮力を作用する」というFrank Starlingの法則でわかるように重要な意味をもっている。
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