特集 呼吸機能検査のシステム化
呼吸機能検査のシステム化への提言
山林 一
1
1東海大学内科
pp.575-576
発行日 1975年7月15日
Published Date 1975/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202781
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I.呼吸機能検査体系のシステム化の必要性と目的
近年臨床的に用いられる呼吸機能検査はますます複雑多様化し,それに伴ってもたらされる医学的情報量も膨大なものとなりつつある。
表1は,いわゆる換気機能検査として現在臨床に日常用いられている検査法と,それから算出される各種のパラメーターの一部を列記したものである。一方呼吸機能検査室が直面している業務の問題点を抽出すると,1)検査機器の多種多様化,2)高度な専門知識の必要性,3)患者の検査待ち日数の長期化,4)検査成績の計算,通知書作製のための時間的負担,5)専門技術員の不足に集約される。
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