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心臓ペースメーカー法は,心停止や房室ブロック,洞停止,洞房ブロックなどの徐脈性不整脈,また上室性頻拍症,心室性期外収縮,心室性頻拍症,心室粗細動などの頻脈性不整脈に対して,直接または予防的に使用され,しばしば救命的な治療効果を発揮する。今日では,心臓ペースメーカー法は心疾患を扱う病院,とくにC.C.U.やI.C.U.には必須のものとなっている。高齢者が増え,心疾患が増加してきている我国では,今後本法の適応はますます多くなると思われる。
経静脈性一時的ペースメーカー法の手技は比較的簡単で,確実な効果が得られるものであるから,心疾患専門医はもとより,救急病院の診療に従事する医師は,この手技に通じていることが望ましい。しかし,本法は機械を使って全く人工的に重症心疾患患者の心調律をコントロールするものであるので,その実施に当ってはこまかい注意が必要であり,事故も決して少いとは言えない。
Right ventricular perforation by a catheter electrode is one of the major complications of artificial cardiac pacing. Ten of such cases were experienced among 153 temporary pacing in 115 cases. The perforation was confirmed either by autopsy, cardiac surgery, or clinical findings such as right ventriculography.
According to the analysis of ten cases, clinical findings of right ventricular perforation were summarized as follows.
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