特集 Hypercapniaをめぐる諸問題
炭酸ガス輸送の展望
望月 政司
Heirlz Bartels
1
1Hannover医科大学生理
pp.907-911
発行日 1974年12月15日
Published Date 1974/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202694
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生体内に炭酸ガスCO2が正常値以上に蓄積し,動脈血Pco2が49mmHgを著明に上回ったときに,hyper—capniaと診断する。このhypercapniaをめぐって,CO2代謝の研究は今日まで多岐に亘って行われて来ている。ここでは私は,(1)CO2と血液の化学結合に関する分子論的立場からのCO2の輸送。(2)CO2交換の速度とそれに対するcarbonic anhydraseの役割。(3)急性および慢性のhypercapniaに対する防御機構などについて述べる。
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