Japanese
English
装置と方法
心室圧dP/dt/Pのアナログ演算における較正法
A Calibration Method on the On-Line Analogue (dP/dt) /P Trace of the Ventricle
渡辺 稔夫
1
,
田宮 浩一
2
,
郡司 篤晃
2
,
堀 原一
2
Toshio Watanabe
1
,
Koichi Tamiya
2
,
Atsuaki Gunji
2
,
Motokazu Horl
2
1東京女子医大付属心臓血圧研究所研究部
2東京女子医大付属心臓血圧研究所理論外科
1The Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
2The Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.761-764
発行日 1974年10月15日
Published Date 1974/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202675
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心筋の収縮要素の短縮速度VCEは,左心室圧をPとすると,等容性収縮期においてはVCE=1/k・dP/dt/P (k:定数)で求めることができるとされている1)。この式の右辺,dP/dt/Pの値は左心室内圧より対数増幅器と微分回路を利用したマナログ演算回路によってON-LINEで求めることができ2),広くこの方法が用いられるようになってきた。しかしながら,従来dP/dt/Pの値をペン書きレコーダで記録したり,オシロスコープ上にリサージュ図形として求めた場合,定量的に取扱うための較正法はかなり煩雑であった2)3)。著者らは,三角波または正弦波を用いて簡単に直読できる較正法を考案したので報告する。
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