Japanese
English
装置と方法
動脈血圧波のdp/dtと関連した問題
Time Derivative of the Arterial Pressure Pulse and its Related Problems
沖野 遙
1
Haruka Okino
1
1北海道大学応用電気研究所メディカルトランスデューサー部門
1Research Institute of Applied Electricity, Medical Transducer Division, Hokkaido University
pp.963-970
発行日 1967年11月15日
Published Date 1967/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201840
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はじめに
過去数年来,血圧波の微分dp/dtが単なる血圧波そのもの以外に他の生体情報を含んでいるのではないかという思惑から操作が簡単な点も手伝って広く記録され,また議論の対象になってきた。最も手取り早く考えると,血管弾性の指標や心収縮力の表示,さらにまた圧勾配の代用などとその価値が論議を呼んでいる。これらの多くの場合にアナログシミュレーション法やアナログ演算器が用いられ,また血圧を電圧と,血流を電流と対応させて相互関係を追求する試みも少なくない。そこで本文は,これらの操作について少々混同されまた誤解を生じている問題について基礎概念とその応用についてふれることにする。
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