Japanese
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Bedside Teaching
症例からみた本態性高血圧の自然歴
The Natural Course of Essential Hypertension in View of the Cases
増山 善明
1
Yoshiaki Masuyama
1
1東京大学医学部第一内科学教室
11st Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.799-803
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202415
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自然歴という言葉は,本来,特別な治療を行なわずにおいたときの経過を示すものである。しかし,すでに治療法が確立され広く普及されているものについては,現在,最も一般的に行なわれている治療を続けた場合に,どのような経過をとるかということを示すと考えざるをえない場合もある。
本態性高血圧では,降圧剤治療を行なった群は非治療群より予後のよいことはすでに確かめられており1),降圧剤治療は広く行なわれているので,現状では本態性高血圧の自然歴という際には,降圧剤治療下の経過で考えてゆかざるをえなくなる。
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