巻頭言
呼吸器病学と肺生理学
本間 日臣
1
1順天堂大学医学部内科(呼吸器)
pp.643
発行日 1972年8月15日
Published Date 1972/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202399
- 有料閲覧
- 文献概要
呼吸器病学の領域において肺の病態生理学が重要な位置を占めることはいうまでもない。
1950年を境として肺生理学の面から,呼吸器疾患が新しく見出されたりあるいは見直されたりした例は枚挙にいとまがない。形態学の面からの探索方法のみしか持たなかった時代に比べれば,機能的探索法の導入は,心肺疾患における病態生理の知識の飛躍的な向上をもたらした。
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.