Japanese
English
特集 心機能検査
心・血管内圧
Intracardiac and Vascular Pressure
稲垣 義明
1
,
中村 仁
1
Yoshiaki Inagaki
1
,
Hitoshi Nakamura
1
1千葉大学医学部第2内科学教室
12nd Clinical Department of Internal Medicine, Chiba University, School of Medicine
pp.77-86
発行日 1970年1月15日
Published Date 1970/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202110
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Ⅰ.間接的動脈血圧測定法
ヒトの動脈血圧測定法には間接法と直接法がある。前者は上腕,あるいは下肢に適当な大きさのカフを巻き,加圧したカフを脱気しながら縮期圧,弛期圧を決定し,後者は動脈内に挿入した管を圧記録計に接続,測定する方法である。他の生理的パラメーターと比較する目的で動脈圧を測定するさいは,直接法が勝れている。間接法は疾患の診断,予後判定,あるいは疾患管理や高血圧の疫学的研究に適している。また,長時間の血圧変動を知るために,色々な非観血的連続血圧記録装置が考案されている。
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