Japanese
English
特集 酸・塩基平衡
講座
酸・塩基平衡障害—とくに手術を中心として
Changes of Acid Base Balance in Surgical Patients
佐藤 光男
1
,
茅 稽二
1
,
山中 郁男
1
Mitsuo Sato
1
,
Keiji Kaya
1
,
Ikuo Yamanaka
1
1順天堂大学医学部麻酔科
1Department of Anesthesiology, School of Medicine, Juntendo University
pp.227-234
発行日 1967年3月15日
Published Date 1967/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201753
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はじめに
手術を中心として発生する酸・塩基平衡障害は.手術などによる外部からのいろいろな侵襲の程度によることはもちろんであるが,また同時に侵襲をうける個体の条件によっても大きな差を生ずる。
新生児より高齢者にいたる領域において,年齢による個体の生理学的相違が,この酸・塩基平衡障害にいかなる影響をおよぼしているかを検討することは,重要また興味あることと考える。
そこで新生児,乳児,成人および高齢者について,術前・術後を通じてAstrup'sapparatまたはIL meterで血中pH, Pco2, Po2を,また同時に乳酸,ピルピン酸,アセトン体を測定して比較検討してみた。
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