Japanese
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特集 酸・塩基平衡
講座
酸・塩基平衡障害の治療
The Treatment of Acid-Base Disturbances
横山 剛
1
,
伊達 俊夫
1
Takeshi Yokoyama
1
,
Toshio Date
1
1横浜警友病院内科
1Department of Internal Medicine, Keiyu Hospital, Yokohama
pp.217-223
発行日 1967年3月15日
Published Date 1967/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201751
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はじめに
内部環境の恒常性維持が生体諸機能にとって重要なことは,古くClaude BernardやCannonによって指摘され,現在では周知の事実である。体液電解質異常については,焔光光度計の開発により,一般検査法として普及をみているが,酸・塩基平衡異常の臨床はかならずしも一般化されているとはいいがたい。最近,ILメーターやアストラップの装置などを用いて,比較的簡単に酸・塩基平衡諸量を測定することが可能になってきており,酸・塩基平衡の臨床の普及がのぞまれているので,以下その治療について述べてみたい。
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