特集 循環機能の正常値
血液の物理的性状
鷹津 正
1
,
塘 二郎
1
1大阪医科大学第3内科
pp.1066-1069
発行日 1966年11月15日
Published Date 1966/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201707
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われわれ臨床医が日常の診療にあたり,しばしばscreening testとして行なう赤血球沈降速度やヘマトクリット値などの測定は,疾患の概要を把握するのにきわめて簡便かつ合理的な方法である。これらの方法はいずれも血液の物理的性状を利用したものであって,本稿においてはその中から,血液比重,粘稠度,氷点降下度,膠質滲透圧,血球の荷電および血液の電導性,等電点について,その検査法の概要と正常値を述べたいと思う。
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