Japanese
English
ジュニアコース
過剰心音
Extra Sound, Extraton
北村 和夫
1
,
牧野 毅
2
Kazuo Kitamura
1
,
Takeshi Makino
2
1順天堂大学医学部内科
2順天堂大学医学部第2内科
1Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Juntendo University
2The 2nd Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Juntendo University
pp.593-599
発行日 1966年7月15日
Published Date 1966/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201617
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はじめに
過剰心音について述べるまえに,正常心音についてごく簡単にふれておこう。
正常心音としては,通常3〜4の成分からなる第Ⅰ音,2〜3の成分からなる第Ⅱ音の2種類があり,これらはいわゆる過剰でない基本となる心音といわれている。第I音は等容収縮期の開始に一致して始まり,心電図Qから0.07〜0.1秒くらい離れておこり,概して心尖部では大きく,心基部ではやや振幅を減じる。
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