Japanese
English
装置と方法
アストラップ微量血液分析装置—(2)応用篇
Astrup Micro-Method :(2) Practical Application--
藤原 孝憲
1
Takanori Fujihara
1
1東京大学医学部麻酔科
1Dept. of Anesthesiology, Faculty of Medicine, University of Tokyo.
pp.207-214
発行日 1965年3月15日
Published Date 1965/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201426
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III.測定原理ならびに装置20,29,30)
pHの測定は恒温毛細管ガラス電極で行なわれる。actual pHは毛細管ガラス電極中に嫌気的に毛細管血を吸引して測定する。PaCO2,B.E., B.B.,S.B.は毛細管血を2種の既知Pco2のCO2—O2混合ガスで平衡させ,そのおのおのについてpHを測定し,すでに詳述したSiggaard-Andersen curve nomogramから読みとる。このnomogramはpHとlog Pco2の関係を示す図表が生理的範囲ではだいたい直線であることから構成されたものである17,39,45)。
検体として全血を用いる場合にはHbの酸化状態(SaO2)で補正する必要がある。
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