Japanese
English
解説
Wezler法による物理的脈管力学的分析法ならびにBlumberger-Holldack法による心力学的分析法の1例
Practice in Calculation for Hemodynamic Analysis by Wezler's and Blumberger-Holl-dack's Methods.
斎藤 十六
1
,
稲垣 義明
1
,
宇佐美 暢久
1
,
増田 善昭
1
Soroku Saitoh
1
1千葉大学医学部第2内科
1The 2nd Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Chiba University.
pp.79-82
発行日 1965年1月15日
Published Date 1965/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201407
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1.ポリグラムの記録
被検者を臥位とし,脈拍数,血圧値が一定になるまで安静をとらせる。検査は,1日のうち,一定の時間に行なうことが望ましい。ポリグラムの記録には,"Infra—ton-Abnehmer"をもつCardirex−6(Siemens製)を用いている。Ecg第2誘導,左頸動脈波,大腿動脈波,Pcg(Filter:t,m1,m2)を同時に記録する。なお,被検者に,軽く息をはいた位置で,呼吸停止をさせる。記録後,ただちに,上腕動脈のマンシェット圧により,血圧値を求める。ついで,計測に用いた大動脈気槽系の長さを測定する。
a)頸動脈の脈波採取部位の中央より,胸骨上窩までを測る。
b)胸骨上窩より臍を経て,大腿動脈の脈波採取部位の中央まで測定する。
b)からa)を減じる。えた値をlとする。このさい計測を水平面上で行なう。肥満者では誤差を生じやすいので注意を要する。
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