Japanese
English
特集 肺性脳症
肺性脳症の治療—麻酔科的療法
Anesthetic Tteatment of Pulmonary Encephalopathy.
岡田 和夫
1
,
藤原 孝憲
1
Kazuo Okada
1
,
Takanori Fujihara
1
1東京大学医学部麻酔科
1Dept. of Anesthesiology, Faculty of Medicine, University of Tokyo.
pp.681-691
発行日 1964年9月15日
Published Date 1964/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201363
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はしがき
肺性脳症の治療とは,そのよつて来る原疾患の治療をおし進めるとともに,症状自身の改善を目ざすところにあり,自ら基本方針が定まつてくると考えられる。「肺胞低換気」という状態を如何にしてとり去るかに関して,以下に麻酔学の分野で開発された人工呼吸法と従来内科面で考えられたIPPBの臨床面での評価とを比較しながら,酸素療法,気管切開,人工呼吸について述べてみたい。そしてこの一文が臨床各分野でのrespirator(人工呼吸器)の使用に際して少しでも参考になれば幸いである。
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