Japanese
English
発行日 1958年1月15日
Published Date 1958/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200586
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心臓外科にとつて最も重要なことは確実な診断を得ること,よい適応を撰択することである。現在外科的治療法の対象となる先天性心疾患の多くは比較的診断容易であり,心臓カテーテル法等の特殊な検査法を要しないが,また心臓カテーテル法等複雑な検査によつても適確な診断を得られない場合が屡々ある。大動脈弁閉鎖不全の診断は容易であり,後天性原因によるものは珍らしくないが,先天性の大動脈弁閉鎖不全は極めて稀でありほとんど報告をみない。われわれは最近高位の心室中隔欠損に大動脈弁閉鎖不全を伴つた診断上興味ある症例を経験したので報告する。
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