Japanese
English
症例
直視下に心房中隔欠損を縫合せる例
One successful case of atical septal defect under direct vision. in hypothermia.
織畑 秀夫
1
,
中山 耕作
1
,
市井 厚吉
1
,
菅間 直
1
Hideo ORIHATA
1
1東京女子医科大学榊原外科
1Dept. of surgery Tokyo Women's Medical College
pp.462-466
発行日 1955年7月15日
Published Date 1955/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200263
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緒 言
心房中隔欠損に対しては,昨年の胸部外科に,阪大小沢教授がBijorkの方法を用いて成力した事を発表して居られるが我々は多眠麻酔を応用し,直視下に縫合する事に成功した。心血流を遮断して直視下に手術に成功したのは,昨年秋の我々の教室に於げる肺動脈狭窄手術成功例についで第2例であり,又我々と殆ど同時に,東大木本外科に於ても直視下心房中隔欠損手術例を得て居られる事は,心臓外科にとつてまことに喜ぶべき事である。
以下症例につき簡単に報告する。
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