Japanese
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文献抄録
心房細動の抑制,他
Reduction des fibrllations aurivularies
pp.286
発行日 1955年5月15日
Published Date 1955/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200235
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心房細動がおこると関聯性の心疾患とは無関係にこれによつて常に過呼吸,残気の増大,アルカローゼを伴う血液酸素飽和度の減少といつた諸事態が惹起される。
キニヂンによる心房細動の抑制によつて,これらの病態生理学的失調状態が直ちに矯正されるようなことはない。然しキニヂンによる軽度の維持作用によつて洞性のリズムが残つている場合には,キニヂン療法の3カ月目または6カ月目に上記の諸障碍はことごとく消失してしまう。但し換気率は高い状態のまゝである。
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