Japanese
English
原著
心及び血管圧波形に関する研究—第1報 肺動脈dfp. に就て
Studies on cardio-vasculsr pressure curves.--1st report. Diastolic filling period of pulmonary artery.
佐藤 孝
1
Ko Sato
1
1慶応大学医学部内科
1Department of Internal Medicine, School of Medicine, Keio Univeasity
pp.113-117
発行日 1955年2月15日
Published Date 1955/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200209
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心肺機能を知るためには,従来より,ECG (心電図),EKY (エレクトロカイモ),BCG (バリスト),PCG (心音図),VCG (ベクトル)等の種々の方法があるが,心肺性血液動態を,直裁的に推知する面からすれば,心及び血管圧波形の解析も又極めて有力な手段である。近時,心臓カテーテル法の技術及び機材の進歩に依り,心及び血管圧波形の記録が比較的容易となり,その解析に関する文献も散見する様になつたが,夫等は未だ量に於ても質に於ても十分とは云い得ない。
我々も,良好な特性を有する電気的血圧計を入手したので,心及び血管圧波形の研究に着手した。そのうち今回は,肺動脈本幹の所謂受血時間の,各種条件下に於ける変化,及び所謂Wedge pressureの波形に関して,若干の興味ある知見を得たので発表する。
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