Japanese
English
綜説
急性心動停止の発生と心室細動に対するCouutershockの効果
Emergency cardiac arrest and effects of countershock on the ventricular fibrillation
卜部 美代志
1
,
林 周一
1
,
穴澤 雄作
1
,
淺野 献一
1
,
稻田 豊
1
,
水野 明
1
Miyoshi URABE
1
1東京大学医学部木本外科
1Department of Surgery, Faculty of Medicine, Univercity of Tokyo.
pp.268-287
発行日 1954年9月15日
Published Date 1954/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200171
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いとぐち
外科で取扱う急性心動停止(Emergency car—diac Arrest)は心搏停止(Carciac standstill)と心室細動(Ventricular Fibrillation)とを意味する。現今の外科医は胸部の大手術や殊に心臟に直接侵襲を加える機会を多く持つようになつた関係上,心動停止を直接眼で眺めつつ実際に手にとつて診療する場合が多くなつて居る。内科では心動停止が単にte minal eventとして扱れている状態で,急性心動停止は寧ろ外科のものであると云える。急性心動停止は不慮危急の事態として突発するものであるため,常にその発生病理と対策とが予め考究されて用意される必要がある。
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