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特集 内科医が診る 大人になった先天性心疾患―Adult Cogenital Heart Disease(成人先天性心疾患)
成人先天性心疾患の心理的特徴と対応
Psychological Characteristics and Approaches of Adult Congenital Heart Disease
榎本 淳子
1
Junko Enomoto
1
1東洋大学文学部教育学科
1Department of Education, Faculty of Literature, Toyo University
pp.209-215
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102167
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はじめに
先天性心疾患を持った乳児の多くが成人になることが可能になるとともに,成人期に達した患者の自立や適応に関わる心理的課題が指摘されている.心理的課題は,AHA(American Heart Association)やACC(American College of Cardiology)の成人先天性心疾患のガイドラインなど1,2)においても「成人先天性心疾患患者は先天性心疾患に特有の発達課題に向き合っている」として取り上げられ,医療のみならず,患者の社会生活,さらに家族を含めた包括的な支援が求められている.ここでは成人患者の心理・精神的特徴とその対応について述べていく.
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