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特集 呼吸器における画像診断の最新の動向
Dual Energy CTを用いた肺血流評価
Assessment of Lung Perfusion using Dual Energy CT
三浦 幸子
1
,
吉川 公彦
1
Sachiko Miura
1
,
Kimihiko Kichikawa
1
1奈良県立医科大学放射線医学
1Department of Radiology, Nara Medical University
pp.1207-1215
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101844
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はじめに
Dual Energy CT(DECT)とは,2つの異なる管電圧(140kVと80kV)を用いて同時に撮影されたCTデータから特定の組成を抽出し画像化する技術で,この数年注目を集めている.Dual Energyの撮像方法はCT装置により異なり,X線管球と検出器を2セット搭載したDual Source CT(DSCT)や,X線管球は1つだが2つの管電圧を高速に切り替えながら撮像する方法などが実用化されている.
本稿では,当院に導入されているDSCT(図1)によるDECTの紹介と,胸部領域における臨床応用について述べる.
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