Japanese
English
Bedside Teaching
頸動脈エコー
Carotid Ultrasonography
正田 朋子
1
,
田中 信大
1
Tomoko Shoda
1
,
Nobuhiro Tanaka
1
1東京医科大学循環器内科
1Department of Cardiology, Tokyo Medical University
pp.1269-1274
発行日 2008年12月15日
Published Date 2008/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101170
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はじめに
超音波技術の向上に伴い,最近ではあらゆる臓器をより詳細に超音波で評価するようになっている.なかでも体表血管領域の超音波検査はここ数年で範囲が拡大し,最近では頸動脈にとどまらず四肢末梢血管にまで拡がってきている.超音波検査の利点は,非侵襲的であるだけでなく,形態的な評価から機能的評価まで幅広く検査できることである.そのため,最近では診断検査としてのみならず治療効果をみることにも使用されている.
頸動脈領域の超音波検査はプローブを当てれば比較的簡便に画像を描出することが可能である.しかし,その検査を十分に活かすためには解剖学的理解だけでなく,個々の症例の病態を把握していることも重要である.また,エコー装置の設定など,機器の準備も忘れてはならない.
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