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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022
画像所見
食道
拡大観察に必要な食道の解剖用語
anatomical terminology of the esophagus
根本 哲生
1
,
竹内 学
2
1昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科
2長岡赤十字病院消化器内科
pp.518-519
発行日 2022年5月24日
Published Date 2022/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202724
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食道における拡大内視鏡観察では,NBI(narrow band imaging)やFICE(flexible spectral imaging color enhancement)といったデジタル処理を行った画像の観察により,血管走行のパターンやbackground colorationを評価することで,病変の範囲,組織型,深達度を推定する.本稿では,拡大観察で認識される血管に関連する解剖学用語を中心に解説する.食道粘膜の構造
食道粘膜は扁平上皮層,粘膜固有層,粘膜筋板から成っている(Fig.1)1).これらの組織を栄養するために血管が存在する.
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