Japanese
English
今月の主題 早期胃癌内視鏡治療・適応のUPDATE
序説
早期胃癌内視鏡治療と適応
Introduction
小野 裕之
1
Hiroyuki Ono
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
キーワード:
早期胃癌
,
ESD
,
EMR
,
適応
Keyword:
早期胃癌
,
ESD
,
EMR
,
適応
pp.7-8
発行日 2021年1月25日
Published Date 2021/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202220
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胃癌に対する内視鏡治療のガイドラインは,消化管内視鏡領域ではおそらく最も初期に作成されたガイドラインと思われる.
2001年に日本胃癌学会より「胃癌治療ガイドライン」の第1版が刊行され,それまで「胃癌取扱い規約」に記載されていた適応や治療について,「胃癌治療ガイドライン」に移行されることになった.第1版および次の第2版(2004年)には,一括切除可能かつ転移がほぼないとされる2cm以下,潰瘍所見のない分化型粘膜内癌が内視鏡治療の絶対適応病変と記載され,2018年の第5版までこの絶対適応の定義は変わらなかった.
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