Japanese
English
今月の主題 知っておきたい特殊な食道腫瘍・腫瘍様病変
症例アトラス
姑息的な内視鏡治療後に自然消退した食道原発悪性黒色腫
Primary Malignant Melanoma of the Esophagus with Spontaneous Erosion after Palliative Endoscopic Treatment
田中 恵
1
,
大平 哲也
1
,
原田 喜博
1
,
小池 良樹
1
,
山形 拓
1
,
嶋田 奉広
1
,
今野 裕司
1
,
岡野 春香
1
,
清水 孟
1
,
鈴木 祥平
1
,
澤井 高志
2
,
伊藤 啓
1
Megumi Tanaka
1
1仙台市医療センター仙台オープン病院消化管・肝胆膵内科
2仙台市医療センター仙台オープン病院病理診断科
キーワード:
食道原発悪性黒色腫
,
内視鏡治療
,
自然消退
Keyword:
食道原発悪性黒色腫
,
内視鏡治療
,
自然消退
pp.1434-1438
発行日 2019年9月25日
Published Date 2019/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201844
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はじめに
食道原発の悪性黒色腫はまれな疾患であり,その頻度は食道原発悪性腫瘍の約0.1〜0.3%とされている1)〜3).予後は極めて不良とされているものの,長期生存の報告例も散見される3).今回,食道原発の悪性黒色腫に対し姑息的に内視鏡的切除を行い,その後の経過で自然消退した1例を経験したので,経過および考察を加え報告する.
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