増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017
画像所見〔胃〕
WGA(white globe appearance)
土山 寿志
1
1石川県立中央病院消化器内科
キーワード:
胃癌
,
内視鏡
,
拡張腺管
,
壊死物質
Keyword:
胃癌
,
内視鏡
,
拡張腺管
,
壊死物質
pp.606
発行日 2017年5月24日
Published Date 2017/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200956
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
- サイト内被引用
定義
WGA(white globe appearance)とは,“NBI併用拡大内視鏡観察中に認める,上皮直下に存在する小さな(1mm以下の)白色球状外観”と定義されている.“上皮直下”とは上皮内の微小血管下に存在することを意味し,“球状”であることは中心から辺縁に向かって白さが乏しくなることから推測できる(Fig. 1)1).NBI併用拡大内視鏡の拡大倍率は問わないが,最大倍率のほうがWGAを判定しやすい.なお,頻度は不明であるが食道腺癌や大腸癌でも確認できる内視鏡所見である.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.