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編集後記
長浜 隆司
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1千葉徳洲会病院消化器内科
pp.1623
発行日 2015年11月25日
Published Date 2015/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200483
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胃底腺型胃癌は,新しい組織型の胃癌として2010年にUeyama,八尾らによって提唱された新しい疾患概念である.その頻度はまれで本号の矢板論文でも対象期間中の胃癌の中でわずかに0.7%である.Helicobacter pylori(HP)感染と無関係とされ,HP感染率の低下傾向とともに,HP未感染胃にも発症する胃癌としてその臨床的重要性は増しつつあり,まだまだ症例の集積は少ないものの現時点での臨床病理学的特徴,発育進展を明らかにするために本号が企画された.
まず序文では胃底腺型胃癌の提唱者である八尾が胃底腺型胃癌の疾患概念の確立,その後の新知見発見の経緯を執筆した.本疾患の発見と概念確立に至る経緯は非常に興味深い.
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