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編集後記
大倉 康男
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1杏林大学医学部病理学教室
pp.1249
発行日 2014年7月25日
Published Date 2014/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403114237
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「表面型表層拡大型食道癌の診断と治療戦略」と表題を掲げ,特集を企画した.本誌では1995年に「表層拡大型食道表在癌」(30巻8号)が特集されており,20年ぶりの企画である.本号はこの間に表層拡大型食道表在癌の診断と治療がどれだけ進歩したのかを知ることができる興味深い特集である.
本誌30巻8号を再読してみると,これまでの20年間で表層拡大型食道癌の診断法が内視鏡で大きく進歩していること,治療法の選択肢が増えていることがわかる.その一方で,症例数の少なさにもかかわらず導き出された結果が本号の論文にも引用されており,先人の慧眼に敬服させられる.
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