Japanese
English
今月の主題 消化管EUS診断の現状と新たな展開
主題
消化管EUS診断能のさらなる向上を目指して―私はこうしている─I型癌の描出のコツ
Aiming for Further Improvement of Diagnostic Performance of Digestive Tract EUS─How I do it : Techniques for visualizing protruded type cancers
野村 昌史
1
Masafumi Nomura
1
1手稲渓仁会病院消化器病センター
キーワード:
早期大腸癌
,
I型癌
,
深達度診断
,
EUS
,
細径プローブ
Keyword:
早期大腸癌
,
I型癌
,
深達度診断
,
EUS
,
細径プローブ
pp.556-558
発行日 2012年4月25日
Published Date 2012/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113160
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はじめに
消化管のEUS(endoscopic ultrasonography)診断には超音波内視鏡専用機と細径プローブが用いられ,状況に応じた使い分けがなされている.細径プローブによる検査は,内視鏡観察に引き続いて行うことができるため比較的手軽に施行可能であるが,超音波到達深度が浅いため,丈の高い病変に対しては一般的に不向きである.したがって,I型癌の診断に際しては専用機を用いることが大きなポイントのひとつであるが,専用機は先端硬性部が長いため,大腸においては深部挿入が難しく,直腸以外の病変への使用には難がある.
当センターでは,日頃から大腸癌の深達度診断に細径プローブを使用しており,本稿では細径プローブを用いて大腸のI型癌を検査する際のコツについて述べる.
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