Japanese
English
今月の主題 消化管EUS診断の現状と新たな展開
主題
消化管EUS診断能のさらなる向上を目指して―私はこうしている─潰瘍合併病変描出のコツ
Aiming for Further Improvement of Diagnostic Performance of Digestive Tract EUS─How I do it : For improving the EUS image of the depressed gastric cancer with ulceration
丹羽 康正
1
,
田中 努
1
,
田近 正洋
1
,
近藤 真也
1
,
山雄 健次
2
,
大林 友彦
2
,
長谷川 俊之
2
Yasumasa Niwa
1
,
Tsutomu Tanaka
1
,
Masahiro Tajika
1
,
Shinya Kondo
1
,
Kenji Yamao
2
,
Tomohiko Ohbayashi
2
,
Toshiyuki Hasegawa
2
1愛知県がんセンター中央病院内視鏡部
2愛知県がんセンター中央病院消化器内科部
キーワード:
胃癌
,
深達度診断
,
超音波内視鏡
,
パターン分類
,
潰瘍合併胃癌
Keyword:
胃癌
,
深達度診断
,
超音波内視鏡
,
パターン分類
,
潰瘍合併胃癌
pp.553-555
発行日 2012年4月25日
Published Date 2012/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113159
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はじめに
超音波内視鏡(endoscopic ultrasonography ; EUS)は腫瘍を垂直断層像として描出でき,深達度を客観的に評価することができるが,潰瘍を合併した胃癌の場合には,病巣内に併存する消化性潰瘍の線維化巣と癌浸潤の鑑別がエコー上困難なため,深達度診断の有効性が常に問題とされてきた.しかしながら,EUSで適切に描出された病変は,形態別のパターン分類により両者の鑑別が可能なことも多い(Fig. 1).本稿では潰瘍合併病変を適切に描出するためのコツについて概説する.
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