Japanese
English
今月の主題 胃のDieulafoy潰瘍
座談会
胃のDieulafoy潰瘍
Conversazione―Dieulafoy's Ulcer of the Stomach
桑原 紀之
1
,
多田 正弘
2
,
柴田 好
3
,
吉田 行雄
4
,
池田 耕
5
,
喜納 勇
6
Isamu Kino
6
1順天堂大学・第1病理
2山口大学・第1内科
3旭川医科大学・第3内科
4自治医科大学・消化器内科
5池田胃腸外科クリニック
6浜松医科大学・第1病理
pp.1192-1206
発行日 1987年10月25日
Published Date 1987/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112960
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喜納(司会) 今日は胃のDieulafoy潰瘍について皆様からお話をお伺いするのですが,このDieulafoy潰瘍に関しては,ご存じのとおり「臨床外科」の39巻(1984年)に連載の形で,当時東大の第1外科におられた島津久明先生(現鹿児島大学教授)が非常によく訳されています.この原著によりますと,Dieulafoyは7例-7例といっても自験例は3例で,あとの4例は他の人の症例ですが,自験例3例を,しかも非常によく調べています.現在の水準でも十分と思われるぐらい,血管の走行まで調べてあるわけです.ですから大変いい文献だと思いますが,このDieulafoyの論文に則ってわれわれはDieulafoy潰瘍という言葉を使っているわけです.
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