胃と腸ノート
リニヤ電子スキャンによる胆道・膵腫瘍のエコーグラム―5.胆囊コレステロールポリープスのエコーグラム
竹原 靖明
1
,
斉藤 雄介
1
,
野村 益世
2
,
大谷 誓治
2
1関東中央病院外科
2関東中央病院内科
pp.1320
発行日 1977年10月25日
Published Date 1977/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112516
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患者は40歳の女性.約6年前より右季肋部に鈍痛があり,胆石症と診断されたが放置.本年5月,右季肋部にとう痛があり受診.経口胆囊造影にて胆囊内に数コの陰影欠損があり,これらは体位変換や圧迫を加えるも移動しないことが認められた.ERCPでも胆囊内に同様の所見が得られ,総胆管,膵管に異常所見はみられなかった.エコー検査では胆石症と診断した.後目,摘出により,細い茎を有するコレステロールポリープスと判明した(Fig. 7).
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