Japanese
English
今月の主題 クローン病とその周辺
座談会
クローン病をめぐって
Panel Discussion―Crohn's Disease
武藤 徹一郎
1
,
石川 誠
2
,
服部 和彦
3
,
丸山 雅一
4
,
岡部 治弥
H. Okabe
1東京大学第1外科
2山形大学内科
3名古屋保健衛生大学内科
4癌研付属病院内科
pp.1062-1076
発行日 1975年8月25日
Published Date 1975/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112348
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岡部(司会) 類縁疾患も含めて,Crohn病について,座談会を始めたいと思います.
本誌上には,過去にも何回か取り上げられていますが,今回たまたま第12回日本消化器内視鏡学会では芦沢会長が「Crohn病及びその類縁疾患」ということで,シンポジウムに取り上げられ,その翌日には,Crohn病の症例検討会をいたしまして,われわれ,たいへん勉強になったわけです.それらを踏まえて話を進めていきたいと思います.
お集まりいただいた先生方の中には,英国におけるCrohn病を,親しく自分の目で確かめてこられた武藤先生と,米国の症例を見てこられた服部先生もおられますので,英米両国において,どういうものを基準にしてCrohn病という診断をしているかということをおうかがいしたいと思います.まず武藤先生.
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