Japanese
English
今月の主題 胃粘膜―(1)早期胃癌の背景として
座談会
胃粘膜―胃局在病変の背景として
Symposum―Gastric Mucosa as a Background of Localized Lesions of the Stomach
青山 大三
1
,
竹本 忠良
2
,
望月 孝規
3
,
中村 恭一
4
,
岡部 治弥
5
H. Okabe
5
1杏林大学放射線科
2東京女子医科大学消化器内科
3虎の門病院病理学科
4癌研究会癌研究所病理部
5北里大学内科
pp.12-24
発行日 1975年1月25日
Published Date 1975/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112088
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岡部(司会) 本日は,お忙しいところをお集まりいただきまして,ありがとうございます.
このたび,「胃と腸」の発刊10周年を迎えるにあたり編集会議でいろいろと企画を練った結果,局在病変の診断学はこの10年の間に非常に進み微細診断と呼称するほどになりましたが,その局在病変が発生してくる母地としての胃の粘膜に改めて目を向けないと,いまから先の更にすすんだ診断学――とくに,いまから問題になりますⅡbなどの診断学等――の発展もありえないのではないかということが話題となりました.そこで局在病変よりもその周辺の粘膜をとりあげてみようかということになったわけです.これはある意味では慢性胃炎,または正常粘膜の診断ということにもなろうかと思います.
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