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書評「科学の倫理的ディレンマ」
時実 利彦
1
1京都大学
pp.1601
発行日 1971年11月25日
Published Date 1971/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111489
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この書物は,1922年に筋肉収縮の研究でノーベル賞を受けた,世界における生理学の最長老である英国のA. V. Hill教授の“The Ethical Dilemma of Science and other Writings”(1960)のなかの論文で,現在のわれわれに関心のある部分をえらんで訳されたものである.
さすがは,高名な生理学者であると同時に,科学全般に対する高い識見と政治に対する深い関心の持主のヒル教授であることが,この書物の内容からはっきり汲みとれる.
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